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2010年7月4日日曜日

親子レクと総合の授業

7月に入って一気に陶芸教室は大忙しです。保育園の団体さんや、小中学校の親子レク。それから総合の授業を利用しての陶芸体験など、様々な団体さんがやってきます。人数も30人位から180人位とマチマチです。
私の教え方は他の陶芸教室とは若干違い、初めての方でもかなり良い作品が作れるように工夫を施してあります。県内のいくつかの公民館の方達には年に何度か県内外の陶芸教室の先生に習ったけれど「金山焼が一番親切で分かりやすい」とお褒めの言葉も戴きました。(素直に嬉しい!)
個人でも団体でも教え方にそう変わりは無いので、説明をきちんと聞いてさえくれれば初心者でも結構いい感じに仕上がります。
しかも、金山焼は薪窯で焼くので焼き上がりがとても良いのです。炎が器に表情を与え、使い込むほどに良い色に変わってゆきます。表面に釉薬の幕が無いため、器が多孔質で飲み物をまろやかにしたり、ビールの泡がきめ細かくなったりします。
電子レンジやオーブントースターの使用も可。食器洗浄機だってへっちゃらです。ただし、直火は駄目です。当然落とせば割れます。
でもそこがいいんです。万物は永遠にあらず。ちゃんと自然に帰ります。人口的に作った石が炻器(せっき)ですからね。例えば石を捨てたとします。これは無機物ですから生分解されずにずっと残るけど、有害かといえばそうでは有りませんよね。もちろん一箇所に大量に投棄すれば産廃かもしれませんが、地球と言う尺度で見ればとくに重篤な問題はありません。人工的に土(粘土)を焼き固めて出来たやきものはマグマが冷えて固まった石と出来上がり方が似ていますから自然にやさしいのです。
と言うわけで小学生には窯場を案内しながら、「薪が燃料の薪窯は、もともと大気中に有った二酸化炭素を吸収し成長した植物が燃料なので、それが燃えて出てきた二酸化炭素は、もともと大気中にあったものなので収支はプラスマイナスゼロになる」という、いわゆるカーボンニュートラルの話をしています。
次世代を担う子供達にはそういったっことも理解して、郷土の自然を大切にしていってもらいたいものです。

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